まことに悠々とした山である。
3033mの山頂の両翼には小仙丈岳(北)と大仙丈岳(南)を両翼に従え、その山頂の長さは2km近くにも及ぶ。
この山には夏と秋の2回、何れも北沢峠から甲斐駒ヶ岳とセットで登っている。北沢峠からだと仙丈岳も甲斐駒ヶ岳も日帰りで、しかも単なるピストンコースでなく周遊コースがとれるので都合が良い。悪名高い自然破壊道路を利用するというのがいささかシャクではあるのだが、今の時代の山登りとしては仕方なかろう。
しかしながら、たった二回の登山ではこの大きな山の数百分の一もわかっちゃいない。私のフィールドからは、ほとんどその姿が見えないか、見えてもちょろりと山頂が見えるだけ。それもあって、私にとっては仙丈はまだまだ未知の山なのである。