あれが阿多多羅山
あのひかるのが阿武隈川
東北の玄関口のこの山を有名にしているのは高村光太郎の詩の存在だ。おそらくこの詩がなければ、私もこの山に登ることはなかっただろう。槍ケ岳や穂高や白馬岳の名前を知る前にこの山の名前は知識として既にインプットされていた。もっとも名前だけでどんな山なのかは全く知る由もなかったが。
夜中に富士宮を発ち東京を抜け夜明け前に奥岳に到着。少し仮眠して夜が明けてから歩き始めた。ゴンドラに乗れば薬師岳まで運んでくれるのだが、運転開始時間まで待っているより歩いたほうが早い。安達太良山頂からは、鉄山を経由し奥岳下山の周遊コース。このあと約1週間かけての、月山、鳥海山、八甲田山など東北の各地の山を巡る旅の始まりの山となった。