岩菅山はスキー場で有名な志賀高原にある。奥志賀スーパー林道を挟んで、リフトだらけの焼額山と相対しているが、この山にはリフトは1本も無い。しかしかつてここに大規模な滑降コースが造られようとしたことがあるのだ。
日本選手の好記録に沸いた長野オリンピック。その計画段階でこの岩菅山に滑降コースを建設する計画が発表された。既にスキー場だらけの志賀高原に、さらにこれ以上コースを造るのかと驚いたものだ。
もともと志賀高原一帯の開発の大部分は堤帝国(西武グループ)に牛耳られており、その乱開発の醜さには目に余るものがあった。その乱開発から逃れて静寂を保っていた岩菅山にもついにその毒牙にかかるというところであったのだが、長野県内の有志や自然保護団体等の反対運動によりなんとかそれだけは免れることが出来た。