八ケ岳としての最後の火山活動は1万年程前の北横岳で起こったものであるが、南八ケ岳に限っていえば、ここ硫黄岳の噴火が最後のもので、その爆裂火口は硫黄岳を特徴づける最大のものである。
一方、横岳に繋がる稜線に沿って広範囲に広がった砂礫地には、コマクサの群落、そして本州では白馬岳周辺とここにしかないウルップソウが自生している。高山植物フリークにとっては八ケ岳でもっとも楽しみな山ともいえそうだ。北アルプス北部の山に比べ南にあり標高も低いため、花期は7月半ばと少し早めになる。