29.愛鷹山(越前岳)

1504m

 「愛鷹」よい名前だ。この山は富士山と並んで我が家の窓から最も大きく見える山なので親しみも深い。富士山と背比べをしようとして砕かれたという伝説のある山だが、確かにその裾野の広がりだけを見ると富士山にひけをとらない雄大さがある。

 主峰の越前岳へは「超展望の山々」にあるように十里木高原からが最短。コース前半からの富士の展望がよく、富士山写真家にとっては朝焼けの写真を押さえることができるのも好都合だ。実のところ富士山の展望に限って言えば山頂よりも、この十里木側の尾根のほうが良いのだ。

 愛鷹山と東側の黒岳の間にある富士見台からの富士は、昭和13年に発行された50銭紙幣の図案のもととなった富士だ。撮影はもちろん岡田紅陽氏。

フジザクラ咲く十里木高原から春霞の愛鷹山を望む。

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