八ケ岳と似た山容のためニセ八ツなどとも呼ばれていた茅が岳だが、「百名山ブーム」の到来以来、そのブームの元となった「日本百名山」の著者、深田久弥氏終焉の地として百名山の山々以上に有名な山となっている。
山麓の明野あたりからの山容は立派だが、清里あたりから富士を眺めたとき、その左前に上手い具合に座って、名脇役となってくれるその姿も味わいがある(もっとも清里から見える山頂は金ヶ岳のものであるけれど)。
広葉樹に覆われた山道は、新緑の初夏も、紅葉の秋も、歩いて楽しい。そして、開けた山頂からの展望ももちろん素晴らしい。行程も比較的楽なので、ちょっとどこか登りたいなと思ったときにお薦めしたい山だ。