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三ッ峠と富士山御庭

1999.11.6

三ッ峠へ

 午前3時に河口湖のローソンに集合。先週のYOS氏に替わり今回はかわ氏と同行だ。朝の目的地は三ッ峠山。三ッ峠は言わずと知れた富士山展望の山。もっとも山頂に近い御坂口から夜明け前に稜線まで出ようという考えである。
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桃色富士

 霧が河口湖を覆っている。しかし案ずることはなくこれは晴天の印。新御坂トンネルの脇から旧道が御坂峠へと伸びている。御坂峠の少し手前から分岐している林道を入ると登山口だ。まだ車は少ない。いまここに停めてあるのは恐らく山頂の小屋で宿泊している人なのだろう。

 かわ氏はマミヤRBとEOS、三脚2本の重装備。随分重そうだがなかなか足取りは軽快である。この道は登山道といっても小屋まで車が通る林道で夜道でも足下にはそれほど不安はない。立ち止まれば寒いが歩いていればちょうどよい気温。

朝焼けを待つ

 一時間弱で、展望地に到着。夜空に富士が浮かぶ。僕らのほかにはまだ人影も見えず小屋もひっそりとしている。夜明けまでにはまだ一時間以上。いわゆるバルブ撮影時間帯である。早速三脚を据えて撮影開始。雲が薄く拡がっており、このまま陽が昇ればいい色に染まってくれるのではないかと期待が高まる。

 僕が三脚を据えた場所は昨年の冬T−90に決定的なダメージを与えたバックドロップ(=カメラごと三脚をカメラの背中側から倒して地面に打ちつけること)が演じられた場所である。稜線から少し下った斜面で、あのときは谷側にバックドロップが放たれたので、パン棒もひん曲がるほどのダメージであったのだ。すでにT−90はこの世に無く、今日あのときの三脚マンフロット#190の上に乗るのはEOS-1である。もう一本の三脚ベルボンマーク6にはあの日と同じトヨフィールドが載る。

 5時を過ぎると、カメラマンが次々と到着。思い思いの場所に陣取りはじめる。東の空はもう明るい。富士の背後の空にも露出計が反応しはじめる。ここからが早い。で、一番美味しいとことでフイルム交換・・・これが夜明けの撮影時のマーフィーの法則だ。

 夜明けに向けて雲の様子はやや期待を裏切る動きをしつつあるが、まああまり欲張りなことは言わないで夜明けの一時を楽しもう。尾根筋の落葉松がなかなか良い色づきを見せている。朝の赤い光が当たれば、もっと鮮やかな色に染まるはず。太陽よ出でよ!

 まず背後の雲がピンクに、次に雪を戴いた富士の頭が赤く染まりだし、そして裾野までほんのりピンクの富士山が出来上がる。その頃には尾根の落葉松にも日があたりオレンジ色に輝く。

 残念ながら真っ赤に焼けるような場面にはならなかったが、それでも気持ちの良い朝だった。今日は無事バックドロップをせずに済んだ。日があたると急に暖かくなる。硬く凍っていた地面がぬかるみはじめる。を地面の上に転がしておいた僕のバックはどろどろになってしまっていた。

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輝く空


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黄葉の三ッ峠山


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雲の戯れ

プロラボ&フォトサロン富士

 撮影を終了して下山。河口湖畔の駐車場に僕の車は置き、ここからはかわサーフに同乗。富士山スバルラインへ。途中「プロラボ富士」に寄って同じ露出で撮ったシノゴ2枚のうちの一枚の現像を頼む。スバルラインから下ってきてから仕上がりを見て、もう一枚の増減感を決めてそれも出しておこうという計画だ。最近出来たこのラボはなかなか重宝している。僕の地元ではプロラボ的なサービスをしてくれるラボがないのだ。

 ちょうど2Fのフォトサロンで開催していた写真展、「私の富士山」を見た。デカイ太陽が富士山頂に沈む写真が圧巻。あれほど見事な作品はなかなか見ない。十分計画してそして何度もチャレンジした結果だろう。
「僕にはとてもできあいなぁ〜」
などと思う。富士に落ちる雷という激しい写真もありそれにも感心。
今年9月の朝焼けの大当たり日だった25、26日の写真が3枚もあって、みんな出ていたのだなあとちょっと悔しく思う。26日は出ようと思えば出れたのだ・・・というか信州に出稼ぎに行ってしまったのだ。
「地元で撮ればよかったよ」
と思っても後の祭り。


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御庭の落葉松

スバルライン

 スバルラインは落葉松の黄葉真っ盛り、富士山は平べったいが真昼のトップライトがシュールなライティングとなりなかなか迫力がある。五合目に到着。山頂は見えたり隠れたりの激しい雲行き。とりあえず飯&無駄話。まあ撮影よりこの無駄話のほうが主目的だっったりもするわけだ。

 少し下った御庭にて落葉松と富士山の絡みを撮影。絡みといっても僕の場合は落葉松が主体となり富士山はほとんどドーでもいいという組み合わせになる。標高2400m吹きさらしのこの地で風雪に耐え歪みながらも生き抜いている落葉松の風情というのが僕は好きなのだ。

 ラボに寄ってフイルムを受け取りもう一枚の現像を依頼。車を取りにいったときにはもう16時。忍野方面へ向かいながら途中どこかでと思いながらズルズル。こういうときにかぎって彩雲など出たりする。動かずに河口湖で撮っていたほうがよかったかもと反省。  

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