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八ケ岳・中央

1999.7.24
 南北に長く連なる八ケ岳連峰はたいてい南と北にわけて語られる。赤岳に代表されるアルペン的風貌の南八ケ岳。そして森と池の山域―北八ケ岳。その境は夏沢峠。今回は中央八ケ岳とも言うべきその辺りを少し散歩してみた。ここは容易に稜線まで到達できるので、久々にシノゴを担いで歩いてみた。

オーレン小屋から根石岳へ

 F-1一式、シノゴ一式、三脚二本の重装備。足が重い。オーレン小屋前の花壇のコマクサがちょうど良い感じ。それをながめてほっと一息。

 ここからは、硫黄岳へ、夏沢峠へ、箕冠山への道が分かれる。僕は箕冠山への道を選択。立ち枯れの針葉樹、まだ若い木々。このあたり北八っぽい森の風景が続く。ギシギシいう音は風で木々が揺れる音。箕冠山の分岐から根石岳方面へ、森が途切れて正面に両天狗がどっかーん。ちょっちょっと遠いな・・実は天狗まで行こうかしらというつもりが少しあったのだ。

おおおおおおおおおおおお

びゅうびゅうびゅうびゅう びゅう

おおおおおお
 おおおおおお  うぉ

 凄い風だ・・・凄い。

 コマクサで有名な根石山荘のあるこの場所は、八ケ岳でも強い風が吹きやすいところらしい。

 こちらへ向かってくる夫婦も
  よろよろ・・おっとっと・・
      状態である。

 僕の方は全重量90kg近いので飛ばされることはないけれど、それでもかなり辛い。写真のほうも三脚立ててもブレていないような気がしない。

 根石岳の山頂は一点360°のすごい大展望地。南側には硫黄岳が黒々と大きい。 遥か向こうには南ア名峰3兄弟―北岳、甲斐駒、仙丈―がほぼ等間隔で並んでいる。 極上の展望だ。パノラマ写真を撮りたかったのだけれど三脚の固定が容易ではなく断念。

 この風ではなあ・・天狗は断念。てなわけで引き返して夏沢峠経由で硫黄へ。
 ほんとほんと樹林帯に入るとほっとする。森の中では花も揺れない。ハクサンシャクナゲ、ゴゼンタチバナなどボチボチ撮りながら行く。今日唯一の本格的登りと言ってもいい硫黄岳への登り。迫力ある火口壁を左手に見ながら。山頂にポツンと見えるケルンがよい目印になる。ゆっくり、ゆっくり。

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根石岳からの南アルプス方面展望

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ハクサンシャクナゲ

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ゴゼンタチバナ
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オンタデと硫黄岳火口壁

硫黄岳

 硫黄山頂は広く。ちょうどお昼も近い時間であることもあってたくさんの登山者が 休憩中。35mmでちょっと撮り、サンドイッチを頬張り、そしてシノゴフィールドカメラ酒井さんことトヨフィールド45A2を出す。 硫黄からの赤岳、露払いに横岳、太刀持ちに阿弥陀岳を従えた姿は圧巻。
 しかし人の多い山頂での撮影は困難を極める。しかも広角65mmを付けているのだ。待っているうちにどこまで写ってんだかわかんなくなってしまう。まあいいや、切っちゃえ切っちゃえ。

結局山頂に2時間。お陰で硫黄山荘のほうには行けなかった。
硫黄からは赤岩の頭経由でオーレン小屋に下った。オーレン小屋のオヤジは おしゃべり好きで楽しそうなひと。ずっと外にいて休憩する登山者に 話しかけていた。


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硫黄岳から横岳・赤岳・阿弥陀岳

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