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わいわい櫛形山オフ

1998.11.8

「櫛形山、南アルプス前衛、2051m、花の山、アヤメで有名」こんな紹介が櫛形山に対しては一般的だ。今年3回目の櫛形、今回の山行では櫛形の魅力は「花」ばかりじゃないさってことを僕に強烈に認識させてくれた。

 いつもは一人で登る山、今回はインターネット上での写真仲間、山仲間と一緒。登山前日の夜に集合し、夜中から早朝にかけては林道で富士山撮影という趣向である。参加者はラインハルト夫妻、うさうささん、ととべぇさん、YOSくん、かわさん、筒井さん、そしてホストである僕の総勢8人だ。

待合せ

 待ち合わせは、「すかいらーく増穂店」午後11時。ホスト役が遅刻したのではまずいと思って、自宅を8時45分頃に出た。結局は渋滞知らずのR52、「すかいらーく」まで一時間とかからなかった。コンビニで明日のための食料を調達し駐車場へ。見回してもまだ誰も来ている様子はなく、ちょっと荷物の整理をしながら時間を潰して10時半頃に店内に入った。

「待ち合わせで、あとから人が来て全部で8名になるんですけど・・・」
もし「お名前は?」と聞かれたら、
「拙者は富嶽仙人と申す。このあとラインハルト閣下がお出ましになるので 失礼のないようにお出迎え致せ、よろしく頼む」
と返事をするつもりだったのに、聞かれなかったのでそのまま奥の席へ。

 水とフォークが8人分運ばれてしまい、あ、あ、ちょっと大袈裟・・・とは思ったが、この方がわかりやすいかと思って、なにもいわずに入り口のカウンターの方を向いて陣取った。


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左の街明りが櫛形町でスカイラークはその明りのどこか。


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日の出


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朝の赤い光にますます鮮やかに映える落葉松


 まず ハルトさん夫妻登場。当然のことながら、まだお会いしたことのない「うさうささん」と「ととべぇ」さんがどんな方だろうということが話題になる。お店にお客さんが入ってくるたびに怪しい視線をむけてしまった。
 「うさうささん」は、イメージは外れてなかったけど、山をずいぶんと登る方にしては凄く細身なのでびっくりした。でも、実は脱いだらスゴかったりして・・・(^^; 
 「ととべぇさん」は、車がオデッセイだということから、「実は家族全員あわせてととべぇさんなのではないか説」まで浮上。
「きょうはおじちゃん達があそんでくれるからね〜」
と子供を預けられたらどうしようかとびびっていた。(ホント)
で、現れたととべぇさんはお一人でオデッセイ一杯になるほど大きな人だった。(嘘)
最後に筒井さんが0時チョット前に間に合って全員集合。

 ちゃこさんが展望シミュレーションソフトに興味が有るとのことで、カシミール(3D地図)のデモを用意したのに、バッテリーがもうダメになっていて、デモができなかった。 おまけに動かないとわかったら急に存在感がなくなり、すかいらーくを出る時に忘れてしまったという・・・失態(^^;
まったくもう、重ね重ねごめんなさい。

富士山撮影会

まだ午前一時だというのに、丸山林道にはもう3台ほど車が止まっておりすでに三脚も立ててスタンバイ。月が出ているから夜景を撮りに来ているのだろう。この様子では今日は混みそうだ。

池の茶屋林道終点の駐車場に一旦車を止め、夜景撮影オプションのメンバーを募集したら全員だった―というより予想される人出からすると5時頃に林道に駆けつけたのではすでに車を止めるスペースがなさそうだったのだ。

7時半に全員駐車場に戻ることにして、それまで自由に場所を選んで撮るなり 寝るなりしようと、2名/車1台で分乗して再び丸山林道へ出発した。撮影はハルトさん夫妻だけが別の場所で、他のメンバーは同じ場所。ハルトさんは別の場所とはいっても生声が聞こえる程度の距離だったから直線距離では僅か。途中でバルブしたまま遊びにいこうかと思ったけれど寝てるかもしれないな思って止めてしまった。

  三脚は大判用(ベルボンマーク6)と35mm判用(マンフロット#190) の2本。本来なら長時間露光には#190は少々辛いのだけど、マーク6には酒井さんこと「トヨフィールド45A2」が載って塞がっているので我慢だ。

普段ならシャッターを開けっ放しにして車のなかで寝てしまうのだが、月が明るすぎて、1時間単位でシャッター開放するほどでもなく、車と三脚の場所が少し離れていたので、結局僕は朝までずっと外に居た。あと、メンバーの中で一番若いYOSくんもずっと外。ひとりだと、そんなことはせず、とっとと寝てしまうのだけど、話相手がいるとついつい徹夜モードになってしまう。

 最初はネガをいれた旧F−1で撮影。少し明るくなって来た頃、NewF-1にチェンジ。フイルムはエクタクロームダイナが入っている。これはベルビアの半額近い値段で売っていたのでついつい手を出してしまったものだ。感度は100なので 露光時間が少しは短くて済むというのもメリット。しかし後日、仕上がりをみたら悲惨なもので、安売りのものを買った罪の罰を思いきり受けてしまった感がある。



 画角は35mmくらいで横位置にするか、20〜24mmくらい(僕は24mmまで しかないけれど)で縦位置で空を大きく取り込むのが普通。  手前に樹があったので、長時間露光してからストロボ一発というのも面白いかとは思ったけど、結局やらなかった。あんなに時間が合ったんだからやれば良かった。かわさんともペンライト持って動きながら記念写真撮ろうかって話はしてたんだけど、それも結局やらなかった。今度だね。また徹夜か?(^^;

4時を過ぎると続々と車が上がってきた。櫛形林道まで含めれば、朝のカメラマンはこの山域で100人は下らないだろう。

 夜明けのタイミングにはフイルムをベルビアに切り替えたいと思ったので結構無駄打ち。ベルビアに交換して刻々と色の変わる様子を撮っていたら突然ウィっといってワインダーが停止した。巻き上げレバーも働かない。

 目の前の様子はどんどん変わっていくし、参ったなーと思って裏ふたを開けるとフイルムがくしゃくしゃ。何じゃあこりゃあ。新しいフイルムをいれ撮影再開。 結局一番色の変化が激しい場面はくしゃくしゃになってしまった(T_T)

 で、明るくなってから気がついたことがもうひとつある。なぜか露出補正ダイヤルが+2/3だったのである(T_T)。ひぃー!  減感現像しようかどうしようか迷ったけど、マイナス側へ振って何枚か撮っているから、ノーマル現像に決めた。それにいつからその状態だったのかもわからない。
まあ、今日はお祭りだからいいことにしよう(^^;
  朝の日差しが落葉松の森を照らす。朝日に輝いている黄葉がとても奇麗だ。 かわさんは撮影場所から直接、筒井さんは一旦駐車場に戻ってから帰還。かわさんはなんとこれから高尾山だそうだ。


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深まりゆく秋・・・朝日にきらきら輝いて・・・


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とにかく落葉松はちょうど良い色づきだった。




櫛形登山

8時過ぎに登山開始。
櫛形登山のメンバーは、ハルトさん、ちゃこさん、うさうささん、ととべぇさん、YOSくんそして私、富嶽仙人。

 ハルトさんと私は写真家モードからハイキングモードに切り替え三脚無しの軽装である。僕はF-1とトキナー24-40/F2.8、FDマクロ50/F3.5 FD80-200/F4 ハルトさんはレンズ28-135ISをつけたEOS-1Nを首から下げている。このレンズ、カメラ屋で見るとえらくでぶっちょででかいレンズに見えるのだけど、1Nとのバランスはとても良さそうな感じで気持ちがグラッときてしまう。うさうささん、ととべぇさんは三脚をザックにつけるスタイル。

 登り始めから三角点(山頂ではない)までは少し急。僕はあまり人を引き連れて登ることがないので先頭というのはとても緊張する。夏だと少し暗めの登山道なのだけど、落葉が進行した森はとても明るい。展望も良好だ。そして落ち葉の道はふかふかでやさしい。脚が喜んでいる感じがした。
 相変わらず空には雲一つ無く、太陽の光が燦々と降り注ぐ。風はない。青空と落葉松の黄葉とのコントラストが実にいい。櫛形山は7月のアヤメの季節が一番なんてことをどこかで書いたような気がするけど、今日のほうが数倍良い。訂正しておこう。

 ねじ曲がった面白い樹が多く見られるようになると山頂は近い。写真家としてはそんな樹の幹をじっくり狙ってみるのも面白そうだ。

 櫛形山はその名の由来通り、櫛の背のような長い頂上をもった山だ。その櫛の背に、南から奥仙重、裸山、丸山という代表的な3つの峰があって、そのうちもっとも標高が高い奥仙重を一般に櫛形山山頂と呼んでいる。この山頂は樹木に覆われていて展望はきかないが富士山側だけが見晴らせるようになっている。もちろん山頂に敬意を払って、ここで一休み。

 一休みのあと、展望の良い裸山へ向かった。ここのあたり一帯の草原は7月には一面のアヤメに埋め尽くされ、櫛形山のまさに核心部といっても良いところだ。富士山は尾根上に顔を出しているだけだが、南アルプス南部の展望が良い。それに夏なら樹木に遮られて見えない白峰三山が今日は十分木立を通して見ることができる。落葉松の黄葉も見事というしかない。

 ザックを下ろしみんな思い思いに周りの風景を撮りはじめた。僕も逆光に輝く紅葉の木々を何カットか撮影した。ズボっ 「わっ!」 後ろで何かが滑る音と、叫び声が聞こえた。振り返るとカメラを持った一人の男が大の字に仰向けになっているではないか。YOSくんである。丹沢以来「再び」で・・・、お約束の大転倒である。前回はカメラを岩に当ててしまったが、今回はなんとカメラを上に上げて守っている。ま、まあカメラも大事だけど頭を強打しないように気をつけてくれたまえ。まず靴を買うのが先決だな。

 食事・・・僕はカップうどんと、おみそ汁を持ってきたのだけれどあまりのポカポカ陽気で熱いものを食べる気にならず、パンとスポーツドリンクだけの昼食にした。

 戻りは少しアヤメ平方面に行って右に折れ、裸山を巻くような形で往きに歩いた道に合流するコースをとった。ここも樹林帯だけど、ところどころ展望が開けている。そんなところで立ち止まって写真を撮りながらの歩きである。奥仙重で一休みして再び歩きだしたところで、ラインハルトさんから「しりとり」の提案。お題は芸能人。名前の終わりの文字は偏っているので結構苦労する。しりとりで気が紛れたせいか、急な下りでも脚の疲れをそれほど感じずに駐車場まで戻ることができた。

 ととべぇさんは、ここで帰還。ラインハルト夫妻、うさうささん、YOSくんと僕は本栖湖で富士の夕景撮影というスペシャルオプションを楽しんで帰った。まあこの夕景のほうは平凡に日暮で、さっぱりではあったけれど。

 
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木の形、様々


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裸山山頂にて


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お昼を過ぎても展望は良かった。


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