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乙女峠富士山撮影会オフ

1998.10.25

 先月丹沢で一緒に撮影会オフを楽しんだかわさん、富士山写真のベテラン難波さん、そして筒井さんの3人と乙女峠に集合した。難波さんと筒井さんには今回初めてお会いするので楽しみだ。ほんとうならばラインハルトさんも来てくれるはずだったのだが、奥様の調子が悪く来れなくなってしまったのが残念。天気予報は晴れ、星空には一点の曇りもない。富士山には先日来降った雪がしっかりとついている。

 5時に集合の約束だったけれど、僕は3時にはもう乙女峠に着いていた。途中の富士山スカイラインでも、この乙女峠でも走り屋の車がうるさい。ここに来るカメラマンは大抵路肩に三脚を据えて撮るのだが、この時間にそんなことをしたら跳ね飛ばされそうだ。それに車のライトも気になる。売店の横を少し登ると三脚4本くらいは立てられる展望台がある。暗狩の中ヘッドライトを頼りに登って三脚をセット、皆が来るまでバルブで数枚撮れそうだ。月がないので肉眼でぎりぎり富士山のスカイラインが捉えられる程度の明るさだけど、写ってくれるだろうか。シャッターを開けっ放しにして、展望台のベンチに仰向けにひっくり返る。満点の星空、そして流れ星・・・。

 いつの間にか、下の車道にはカメラマンが集まりだしている。難波さん達ももう来ている頃だろう。下に降りて、難波さんの車を発見、数人のカメラマンが集まっているところへ「難波さんは・・・」と声をかけると「私です」と難波さん。筒井さんもすぐ横でカメラをセッティング中であった。「じゃあ僕は上で撮ってます」と一旦別れ、まだ車の中にいたかわさんを誘って再び展望台へ上がった。

 空はどんどん明るくなり、富士山がしっかり見えてきた。けれどもまだ露出計が反応する明るさではない。かわさんのEOS-1Nでも測定圏外。適当な露出で撮るしかない。トヨフィールドとF-1で数分の露出をかけながら何枚か撮った。

 いつの間にか、露出計も反応してくれる明るさになっていた。この時間はもう1分で半絞りから一絞りというくらいに露出が変わるので大変だ。そしていよいよ雪を頂いた山頂に朝日が当たって赤く染まってきた。肉眼ではそれほど赤くないが、これが写真に写ると結構赤いのだ。しかしまあ天気に文句を言ってもしょうがないが、あまりにも晴れすぎである。ちょっとは雲が出て欲しいなどとは写真家のわがままだろう。今期初めてのしっかりとした冠雪、これは縁起物ということで良しとしよう。

 撮影を終えて、難波さんと筒井さんが下から上がってきた。少しお話。お二人ともこれから用事があるとのことで短い時間で残念だったが、これから何度も会う機会があるだろう。

 かわさんと僕は乙女峠を降りて山中湖へ、ママの森展望台で少し撮ったあと二十曲峠へ。 ここには殆ど住んでいると思われる常連(カメラマン)さんもいた。ピーカンでどうしようもない状態だったけれど、しばらく無駄話しをしている間に雲が湧いてきた。なかなか富士山とのバランスがいい。僕は淡泊なほうで、だめと思ったらさっさと撮影をやめて帰ってしまうのだけれど、この日は無駄話が功を奏したようである。

 かわさんともここでお別れ。西川林道で少し撮影し、夕方には精進湖へ。逆さ富士が満水の湖面に写っていた。やがて富士は残照に赤く染まったあと蒼く蒼く沈んでいった。


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御殿場の夜景


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夜明け前


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朝焼けの富士


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良い雲が出てきた二十曲峠


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締めくくりは精進湖


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