19日日曜日信州へ出かけてきました。【甲州から信州へ】
夜明け前に富士宮を発ち甲府へ。途中の精進湖畔では桜満開を確認し ました。各地から桜が早いという情報が入りますが、富士五湖地方では 平年並かやや早めという印象です。最も最近は遅かったり早かったりで 平年並というのがどのくらいかわからなくなっています。
甲府日盆地の桃は、先週の雨で完全に落ちてしまい、全く残っていま せんでした。
甲府南インターから中央高速に入ります。あたりは次第に明るくなって きます。山の展望はあまり良くはないものの天候としてははまずまず。 そして、あそこにも、ここにも桜・桜。車を止めて撮影できないのが残 念です。【善光寺平桃の花満開】
姥捨を過ぎ善光寺平に入るといきなり鮮やかなピンク色が目に飛び込 んできました。更埴から須坂辺りまで千曲川の広大な河川敷に広がる果 樹園、甲府では終わってしまった桃の花が、今ここではピークを迎えて いたのです。太陽はようやく顔を出したところ、まだ桃の花を煌めかせ るほどの強さはありません。撮影は後回しにすることにして須坂のイン ターまで行くことにしました。【高山村枝垂桜】
須坂インターで高速から下り、枝垂れ桜を狙いに高山村へ。これは出 発前から考えていたことでした。確か一昨年このあたりを走っていたと きに「高山村には枝垂れ桜の巨木がある」という情報をたまたまつけて いたラジオから耳にしたのです。それ以来、桜の時期にぜひ来たいと思 い続けていたのです。
高山村に入ったものの、このへんなぜか異常に天気が悪い、どんより 曇って光がありません。公民館の庭のようなところに太い幹の枝垂れ桜 がありました。光が全く使えないので、久々にソフトフォーカスレンズ を撮りだしたり、多重露光で変化をつけたりと工夫して撮影してみまし た。【桃の花】
桜の撮影を終えると、さっそく通り掛かりに気になった千曲川河川敷 の果樹園に向います。
千曲川堤防の道は、須坂と某大学工学部のある長野市若里を国道の数 分の一の時間で結ぶバイパスとして学生時代にはよく利用したものです。 その当時の眺めはしっかり記憶しているわけではないけれど、明らかに 風景は変貌しています。道路は増え、拡張され、交差点は高架になり、 そして建物も増えました。桃の花の向こうに光るのはエムウエーブです。
一旦R18に出て、さらに南へ下るとオリンピックメイン会場が見えて きます。このまわりも果樹園で、桃の花が満開。ちょうどチューッリッ プの花を落とす作業の時期だったようで果樹園の下に原色のゴミ(チュ ーリップの花)が積まれていました。これがまた鮮やかスナップをパチ リです。
はてさて、このあたりの風景はこれから変わっていくのでしょうか。【大岡村】
篠ノ井から大岡村を抜け一旦R19へ。道沿いはもちろん、山の斜面に も桜が点在。菜の花の鮮やかな黄色。民家の庭にはチューリップ。バイ クであったらしょっちゅう止まって写真を撮るところだけれど、残念な がら四輪車を止める道幅は無い。それでもなんとか道幅に余裕のあると ころで車を止めてしばし山間の景色を堪能しました。
信州新町でR19に合流、そしてこんどは小川村への道に入りました。【美麻村】
小川村を過ぎ美麻村へ。美麻村は最近観光に力を入れているようで、 でっかい温泉施設(ぽかぽかランド美麻)や公園など新しい施設が出来 ています。なかでも突然目に入ってびっくりしたのは「中村家住宅」。 古い民家を整備し公開しているものです。あまりに奇麗で立派なので ちょっと驚きました。
最近は「新行高原」などと名付けて売り出している(こんな名前で 売り出しているということを今回初めて知りました)美麻村内の新行 という地区は昔から蕎麦で有名な土地です。一度食してみたいと思い ながらこれまで機会がなかったので、昼食はここの蕎麦と決めました。 印象は戸隠の蕎麦より重いというか硬い感じで、私の好みでは戸隠に 軍配(食べ慣れてるせいもあるんでしょうが)という判定になります。
ここ新行で観光パンフレットを入手。「静の桜公園」なるイヌザク ラの巨木のある公園の存在を知り、行ってみることにしました。
イヌザクラはたしかに巨木。相当に補修は入れてあるものの迫力満 点です。義経の妻、静御前の伝説を持つ桜だそうで、公園内に解説が あります。残念ながら花のほうはまだのようでした。
公園内にはなぜかミズバショウが咲いていましたが、こういうと ころで見るミズバショウはなんだか間抜けです。
大町に出る途中の居谷里湿原には、この時期座禅草や水芭蕉が咲い ているはずです。しかし去年も行ったことだし今年はパス。直接大町 に出て東山沿いの桜並木(満開)の道を桜越しの後立山を眺めながら のドライブ。でも残念ながら写真を撮るほどの状態ではありませんで した。【姫川源流自然園の福寿草】
次は、福寿草狙いで姫川源流自然園に向かいます。新しいR148を 走るのは初めてでした。新しい佐野坂のトンネルも初めて通りました。
姫川源流では、福寿草が満開、キクザキイチゲ、アズマイチゲなど も咲いてました。カタクリも顔を見せはじめています。ゴールデンウ イークの頃にはきっとニリンソウに埋め尽くされているでしょう。 歩道の両わきにはロープがしっかり張ってあり、湿原内も木道以外 は歩行禁止なのでなかなか花には近づけません。写真撮影をされる方 はなるべく長玉のマクロを持参することをお勧めします。そんなもの 無いから撮れないぞという方は、「眺めるだけでもいいじゃないか」 という広い気持ちであきらめるように(^^)。今日は私も三脚などとい う無粋なものは持たずに手持ちスナップ中心にしました。
花々の競演に満足して大町方面へ引き返します。こんどは旧佐野坂 トンネルを通りましたが、さっき新トンネルを見たばかりの目には いやに古ぼけたトンネルに写りました。こんな道だったっけという感 じです。旧道沿いのレストランなんてもうさっぱりだろうね、などと 余計な心配したりして。
青木湖の西岸を走ってみます。ここは相変わらずの未舗装路だけど こんなのがかえってほっとします。【黒沢高原のミズバショウ】
そしてまた寄り道、黒沢高原へ。ここはカタクリの群棲地として有 名だけれど、姫川がまだなんだから、こちらはたぶんまだのはずです。 実は会いたい彼女は別にいるのです。
雪解け水を集めて流れる沢の入り口あたり、まだ雪が残っている湿 原に彼女達はいました。ミズバショウです。彼女達はいつもより早い 時期に訪れた私を期待通りに迎えてくれました。
【安曇野】
ここからは大町へ下り、松川町へ。ちひろ美術館の桜が散り始めで とても奇麗でした。穂高町は松尾寺へ寄りました。境内の桜が時折吹く 風にはらはらと花びらを散らします。それが逆光に映えとても奇麗。 けれど桜吹雪ほどにはならないので写真にはなりません。そうわかっ ていながらもがらも1枚、2枚とシャッターを切ってしまいます。
さてそろそろ帰る準備。豊科インターへと向って走ると正面の山仁 桜の道。ハリエンジュさんの紹介されていた光城山の桜並木です。 山裾から山頂までずーっと延びています。あまりに繋がり過ぎで少々 品が無いような気もしますが、壮観であることは間違いありません。【精進湖】
帰路の途中、まだ明るさの残る時間に精進湖畔に到着。夕暮れの富 士山と桜(もちろん桜の方はストロボで浮き上がらせる)を狙おうとし ましたが、富士山は雲の間から、それもうっすらと見えるだけで、 それは叶いませんでした。