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剱・立山

2000.7.24〜28

7月25日

 二日目の朝・・、こうなるととたんにやることが無くなる。それにまずいことに咽が痛い熱っぽいあらいやだわ。昨日薄着でシュラフにも完全に入らないまま寝込んでしまって冷えたのだろうか。いつも風邪薬を持ってくるのだが今回は忘れた。

 小雨になったら散策に出かけようと思って時折様子をうかがうのだが、弱くなったと思うと、いきなり強まる風雨に躊躇する。雨具を付ければ出歩くのに問題はないのだが、濡れた体を再びテントの中にしまうときにテントのなかを濡らしてしまう。だからこんな日はなるべく外に出たくない。風邪のこともあるので、雨のうちはなるべくじっとしていよう。

 この雨は前線が北から下りてきていることによるものだ。天気はさらに悪化へ向かい、早朝は見えていた立山三山や大日岳が何時の間にか灰色の霧の中に消えている。風も次第に強まり僕の築20年に迫ろうかというオンボロテントを煽る。

 天気予報によると富山付近を前線が通過するのは午後2時時ごろの由。よっしゃ、しばらくの辛抱。ただ2時からでは山を往復してくるのにはちょっと厳しいから、昨日と同じくバスターミナルまで散歩だ。でも立山三山がよい被写体になってくれそうな予感がする。前線の通過時には激しい雲の動きが予想され、写真的にはかなり期待が持てるのだ。


雪の雷鳥坂を上る

 

ミクリガ池の残雪

 ほぼ天気予報通り2時を回ったところで風がおさまり、雨も弱まった。雨の止むのを待っていたのか、雷鳥坂を登るパーティー。今日は剣沢泊なのだろうか。

 酒井さんはテントに残し、EOSだけ持って外に出た。青空の勢力が増し明るい光が戻った。ミクリガ池の横を通って室堂ターミナルへ。
 
 室堂のバスターミナルは信じられないほど閑散としている。昨日は営業していた「おやき」屋さんも休みだ。バス乗り場には数人しかいない。土産物屋で6個入りの餅を買った。こんな買物が出来るのも立山ならではだ。値段は確か900円くらい・・・ここで手に入れることのできる食料としてはまずまずお買い得である・・・山はなんでも高いのだ! これが明日の行動食。カロリーメイトなんかも持っては来ているが、餅のほうが口当たりがよい栄養は別にして

 立山三山を被っていた雲がようやくとれた抜けるような青空まばゆいばかりの残雪の白順光を受けた三山光煌めく夏山が戻ってきた

 ドラマチックな雲行きにはあまりならなかったが存分に撮影を楽しむ。日が傾いてくると斜光で残雪のディテールが際立ち被写体としてはさらに魅力的になってくる。最後の光で立山が焼けないかと思って待機はしたのだが、普通に日没してThe end

ミクリガ池と立山→

 

 仕上げは雷鳥沢ヒュッテの風呂で正面に暮れ行く立山三山を眺めながらのんびりだ。ヒュッテは外来入浴400円、なんと卓球台まである本格的な温泉旅館であった。


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